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XII 語源
語源の記述は, 語源学的記述というよりは, むしろ語義のより深い理解と学習上のヒント, 単語の記憶の助けになるよう配慮し, [ ] 中に表記した. 記述には主に日本語を用いたが, 原語との意味の対応上必要な場合と外来語については英語を用いた箇所がある.
経由・派生関係・語形については, 遡源可能なものをすべて示すことはせず, 簡略化して重要と思われる部分のみを示した. また語形に関しては, 可能なときには原語にかえて, 現代英語の形で代用した場合がある.
言語名については英語の略形を用いた. フランス語・ラテン語などしばしば時代区分がなされている言語については, 英語を除き, 基本的に OF (古期フランス語), ML (中世ラテン語) などとせず, F または L の表示を用いた.
翻字については, 原語の文字で区別されている場合(ギリシア語の η, ω など)と古期英語を除き, 長音記号は基本的に省略した. またギリシア文字 υ, κ, χ については, 現代英語との対応を重視し, υ⇒u, y; κ⇒k, c; χ⇒ch, kh と同一文字に対してふた通りの翻字を行なった.
pa・cif・ic /pschwas´IPA-IfIPA-Ik/ …
[F 〈 L 〈 pax, pac- PEACE] 《フランス語を経てラテン語にさかのぼり, そのラテン語がさらに, peace を意味するラテン語 pax, pac- から出たことを示す》.
 
 



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