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VI 用例と成句
6.1
限られた紙面になるべく多くの語義を収載する方針を採ったために, 全体に用例を相当割愛した. ( ) 括弧, [ ] 括弧の用法は, 見出し語 (⇒ 1.5) および語義・訳語 (⇒ 5.8) の場合に同じ.
a 用例は語義のあとをコロン (:) で区切って示し, 用例と用例の切れ目は斜線 (/) で示した.
 
b 用例中, 3 字以上の見出し語相当のつづりにはスワングダッシュ (〜) を用いた. 見出し語の変化形, および注意すべき冠詞・前置詞・副詞・接続詞などをイタリック体で示し(前述の通りイタリック体で表示されない場合がある), その他はローマン体で示した. 小文字 c で始まる見出し語の項で C外字 とあれば大文字で始まることを示し, 逆に大文字 S で始まる見出し中で s外字 とあれば小文字で始まることを示す.
 
c 用例は必ずしも全訳せず 紙面の節約のために必要箇所のみを訳出し, また意味が自明であるときはまったく訳を示さないこともある.
 
6.2
a 成句はボールド体(イタリック体と同様の理由でボールド体で表示されない場合がある)で, 成句中の見出し語部分の品詞に従って, その品詞の記述の最後に一括して示した. ただし, 品詞分類の煩わしい語については, 品詞の別を無視して幾つかの品詞の成句をまとめて示したものもある.
 
b 成句の並べ方はアルファベット順を原則としたが, 類縁の成句などは一か所にまとめたものもあるので注意されたい (例: ⇒ 6.2 c).
 
c 成句の意味分類はおおむねセミコロン (;) で区切るにとどめたが, これでは煩雑になる場合, および相互参照に便利になる場合には (1) (2) (3) と分類した. また, 時として成句の品詞を示したものもある.
例:
make1
v. ....
or break [mar]… …を成功させるかだめにするかする, …の運命を左右する.
out
(1) [通例 can, could を伴って] 《なんとか》 理解する ....
(2) 起草する, ...; 詳細に描く.
(3) 信じさせる, 証明する, ...; 《口》 見せかける, ふりをする 〈that〉: ....
(4) 《口》 (うまく)やっていく, 成功する 〈with〉; 〈人と〉(うまく)やっていく 〈with〉; やりくりする: ....
(5) 〈金を〉こしらえる; まとめ上げる.
(6) 外字《俗》 (女を)うまくモノにする, ....
 
draw
v. ....
on (vt.)
(1) 引き上げる; 〈手袋・靴下などを〉はめる, 履く ....
(2) 〈人を〉誘い込む, 〈…するように〉励ます 〈to do〉....
(3) 〈手形を〉…あてに振り出す. (vi.)
(4) (源を)…にたよる, …を利用する; …に要求する: ....
(5) 近づく, 迫る (approach); 〈船が〉他船に近づく.
 
d 成句に添える用例の示し方は一般の語義に添える用例の扱いと同じである (⇒ 6.1).
 
6.3
a 用例および成句中に用いた one, one’s, oneself は, その位置に文の主語と同一の人または物を表わす名詞または代名詞がはいることを示す.
例:
mas・ter1
n. ....
make oneself of… …に熟達する, …を自由に使いこなす. 《たとえば He made himself 〜 of .... となる》
 
b 用例および成句中に用いた sb または sth は, その位置に文の主語と異なる人または物を表わす名詞または代名詞がはいることを示す.
例:
bag1
n. ....
give [leave] sb the to hold 人を窮境に見捨てる. 《たとえば Jack gave her the 〜 to hold. となる》
 



研究社Online Dictionary © Kenkyusha Co., Ltd. 2004.