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XIV 諸記号の用法
1 〈 〉 は主に以下の場合に用いた.
(1) 動詞における主語・目的語・補語, またそれらに相当する準動詞形・従属節・引用節を示す場合. 後者については XIII も参照.
*fas・ten /f´aes(schwa)n | f´IPA-cursaIPA-:s(schwa)n/
━[動][他] 1 a 〈ものを〉しっかり留める, くくりつける: 〜 a rope ロープを留める…
━[自] 1 〈ドアなどが〉閉まる; 〈かぎなどが〉かかる; 留まる: The latch won't 〜. その掛け金はどうしても締まらない…
**feel /f´iIPA-:l/ …
━[動][自] 1 a 〈人が〉〈…であると〉感じる, 〈…の〉感じ[心地]がする: [+補] I 〜 cold. 寒けがする…
**say /s´eIPA-I/ …
━[他] 1 〔人に〕〈…と〉言う… [+[引用]外字] He said (to me), “Yes, I will.” 彼は(私に) 「やります」 と言った.
 
(2) コロケーションの頻度の高い副詞を示す場合(用例との関係は 2 の前置詞の場合と同等).
*fade /f´eIPA-Id/
━[動][自]
2 a 〈色・光・音などが〉次第に消えて[薄れて]いく 〈out, away, off〉…
 
(3) 形容詞などにおける選択制限を示す場合.
◇flu・ent[形]
1 a 〈人が〉流暢(りゆうちよう)な, 能弁な, すらすらと話せる[書ける]: a 〜 speaker 能弁な人, …
2 〈言葉が〉流暢な, すらすらと出る: speak 〜 Japanese 流暢な日本語を話す.
 
(4) 名詞・形容詞に伴う準動詞形・従属節を示す場合.
**a・ble /´eIPA-Ibl/ [形]
1 [P] 〈…することが〉できて, 〈…し〉えて…: [+to do] I wasn't 〜 to solve the riddle. 私はその謎を解くことができなかった…
 
(5) 前置詞の目的語を示す 《前置詞を要素にもつ成句・句動詞で, その目的語に選択制限がある場合など》.
put on [《[自]+[前]´〜 on…] (14) 《英》 〈人〉に迷惑をかける.
 
2 〔 〕 はコロケーションの頻度の高い前置詞を表わし, それを用例中に用いた時は, 最初の例では肉太イタリック体 (bold italics), それ以後をイタリック体 (italics) で示した. ただし該当する前置詞がすべて, 用例中に現われる場合には, 〔 〕 を省略し, 用例での提示で代替した.
**de・ve・lop /dIPA-Iv´elschwap/ [動][他] 1 a 〔…から〕〔…に〕発達させる, 発展させるfrom〕 〔to, into〕… 〜 a company from nothing…
se・lect /sschwal´ekt/ [動][他] 〈…を〉選ぶ; 選び出す: I 〜ed a passage from Milton. … He was 〜ed out of a great number of candidates…
 
3 [ ] は主に以下の場合に用いる.
(1) 言い換え可能の場合.
五分五分の[で] 《「五分五分の」と「五分五分で」の意である》.
 
(2) 語法・用法上の指示・注意事項を示す場合.
**dress /dr´es/ [名] 3 [U] [通例 修飾語を伴って] 正装, 礼服: ⇒evening dress, full dress…
 
4 ( ) は以下の三つの場合に用いた.
(1) 訳語の補足説明をする場合.
**field /f´iIPA-:ld/ [名] 1 [C] [通例 複数形で] a (森林・建物のない)
 
(2) 省略可能の箇所を示す場合.
妖精の(ような) 《「妖精の」と「妖精のような」の意である》.
 
(3) 訳語中で, 動詞の目的語が前置詞を用いて書き換え可能であることを示す場合.
**find [動][他]2 a … (人に)〈もの・人を〉見つけてやる, 探してやる…[+目+目] Will you 〜 me my contact lens?=Will you 〜 my contact lens for me?
 
5 《 》 は訳語の説明, 【用法】 をはじめとする種々の説明に用いた.
Fin・land /f´IPA-Inlschwand/ [名] フィンランド 《北ヨーロッパの共和国; 首都 Helsinki》.
 
6 〜について.
見出し語と同じ綴りの部分はスワングダッシュ (〜) を, 見出し語の一部が変わる時の変わらない部分は短いスワングダッシュ (〜) を用いてある.
**best /b´est/ [名] 1 [the 〜] 最上, 最善: the next [second] 〜 次善(のもの)…
leg・horn /l´eg(h)IPA-openohookedschwan | leg´IPA-openoIPA-:n/ [名] [時に L〜] レグホーン種の鶏…
 
7 その他の記号など
(1) cf. は「参照せよ」の意で, 相手方に関連のある記述のあることを示す. 語源欄では, 参照先の語源が構成要素の一部であるか, または参照先にさらに歴史的にさかのぼる記述があることを示す.
(2) ⇒は「相手方を見よ」の意で, 主な記述が相手方にあることを示す.
(3) =は「相手方と同じ」の意で, 記述自体が相手方にあることを示す. 語源欄では, 語形を表示しないときに, ある言語で = 以下の意味であったことを示す.
(4) ←→は「反意語・対語」を示す.
(5) ★は注意すべき事柄につける. なお, 特に注意を喚起する意味で 【解説】【関連】【用法】【比較】【由来】【語形】【綴り】【読み方】【変換】【発音】などの囲みをつけた.
(6) ↑または↓は, 語源欄で, 直前[直後]の見出し語からの派生, または, 直前[直後]の語源欄への参照を示す.
(7) 小型大文字 (SMALL CAPITALS) で示した語句は, その語句を参照せよの意を示す.
(8) 用法指示・用例・成句の中で用いた one と a person の使い分け. one はその位置に, (a) 主語と呼応する代名詞が代入される, a person はその位置に (b) 主語と呼応しない名詞・代名詞が代入されることを示す. ただし a person は, (a) (b) のどちらも可能であるときにも用いた.
 
 



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